The Consideration of "The Aesthetic Reality" in The Formative Arts Activities with the Computer

今日、コンピュータを用いた様々な造形活動の実践が実施され、それらを取り上げた事例研究もなされている。しかしそうした事例研究の多くは、指導者の側による見通しと期待によって構成され、コンピュータによる実践の事例を紹介することに注力されるにとどまっている。さらに、そうした実践はコンピュータを扱うことを目的としたものであり、その中での子どもの美的表現への意識の在処にはあまり着目されて来なかったように思われる。そこで、本小論では、実際にコンピュータによる造形活動をおこなった子どもたち自身も、それに対してどのように感じ、どのような美的価値を形成しているのかということに着目することにした。教育の情報化が推進される今日の学校教育において、コンピュータは今後ますますその重要度を高めていくことになると予想される。こうした中にあって、単にコンピュータを用いた実践の可能性を紹介するのではなく、子どもの「造形的リアリティ」という視点から既存の造形活動と比較することによって、コンピュータによる造形活動の子どもにとっての意味を問い直したい。教育改革の大きな流れの中で、時間数削減とうい境地に立っている小学校の図画工作科において、本小論が新しい発展の可能性を示すことができればと考えている。It was decided that I attention to the children who actually did formative arts activities with the computer understood what, and awhether to form what kind of aesthetic value in this small thesis. As for a degree of importance of the computer,it will rise all the more in today's school education that information-ization of the education is promoted. I don't introduce the possibility of the practice which a computer was just used for,but I want to ask it meaning for the child of the formative arts activities with the computer by comparing it with existent formative arts activities from the point of view of "the child's aesthetic reality" again